外見上ミリタリージャケットとは到底考えにくいこのジャケットは、1935年にCivil Conservation Corps(資源保存市民部隊)に支給された。この部隊は世界大恐慌の最中、25歳までの失業者によって運営され、キャンプを通じて職業訓練を施すことを目的としていた。道路建設や土壌保全のための小規模なダム造りなどの公共事業、森林の伐採、植林などの国立公園の維持管理事業に従事した。レザー製のA-1や陸軍が採用したオリーブ色のウールジャケットを彷彿させるボタンフロントのクラシカルな外観を持っているのが特徴。このジャケットは極端に着数が少ないため、実物のオリジナルと遭遇するのは奇跡的である。ラベルに記載された“クォーターマスター・デポ”(陸軍補給部)が、紛れも無い“軍モノ”の証である。
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